当記事では、リゾートバイトのホテルスタッフについて実体験を元に詳しく解説します。
職種ごとの平均時給や仕事内容、リゾートバイトスタッフとして働くことのメリット・デメリットまで解説しているのでぜひ参考にしてください!
当サイトでは、リゾートバイトにまつわるアンケート調査を行いリゾートバイトのおすすめ派遣会社についてまとめました!
リゾートバイトを始めたい!という場合には、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:【2023年12月最新版】リゾートバイトのおすすめ派遣会社ランキング!選び方から利用してわかったメリット・デメリットまで紹介!
リゾートバイトでのホテルスタッフの仕事内容
リゾバのホテルスタッフの中にも、さまざまな職種があります。今回はその中でもおすすめかつ案件数が多い傾向にある、以下の4つの職種について紹介します。
- レストランサービス
- 仲居・客室係
- フロント・ベルスタッフ
- 裏方
リゾバを検討している方は、自分に向いている職種を見つける際の参考にしてください。
レストランサービス|初心者におすすめ!
主な仕事内容 | ホール ・食事会場のセッティング/片付け ・会場内でのお客様の案内 ・配膳/下膳 バイキング ・バイキング会場のセッティング/片付け ・料理や飲み物の補充 ・お皿やグラスの交換/補充/洗浄 ・テーブルの片付け |
時給の目安 | 1,100〜1,400円 |
予想月収 | 193,600〜246,400円 |
主なシフト形態 | 中抜け* ※朝食の勤務と夕食の勤務の間に休憩がある勤務形態 |
向いている人 | ・稼ぐことよりも、思い出や経験を重視する人 ・食事マナーやワインの注ぎ方などを学びたい人 ・お客様と直接触れ合いたい人 ・誰に対しても丁寧な対応ができる人 ・目配り、気配りができて、テキパキと動ける人 ・体力に自信がある人 |
レストランスタッフは、比較的に業務が簡単であるため、初めてリゾバをする方におすすめです。
仕事内容が単純な反面、朝が早かったり、中抜けシフトで思うように休めなかったりと体力勝負になります。そのため、体調管理には気を使わなければいけません。
また、コミュニケーションが必須である職種のため、派遣スタッフのみならず、社員さんや現地のアルバイトスタッフとも親しくなりやすいでしょう。
しかしながら派遣スタッフが多数いる大きな職場の場合、スタッフの入れ替わりが激しく、仲良くなってもすぐに別れがきてしまうという辛い面もあります。
実際に私自身も、休みの日に一緒に遊ぶほど親しくなった同年代の子と、すぐに離れることになり寂しい思いをした経験があります。出会いがたくさんある分、別れも同様に経験することになるでしょう。
高時給ではないためガッツリ稼ぐというよりは、やりがいを重視するというイメージです。
仲居・客室係|日本の伝統的な「おもてなし」を学べる!
主な仕事内容 | ・チェックイン前のお部屋の点検/準備 ・アメニティのセッティング ・お客様のお出迎え/お見送り ・お部屋までのご案内/ 館内説明 ・食事の配膳/料理の説明 ・宴会対応 ・簡単なお部屋の片づけ |
時給の目安 | 1,200〜1,400円 |
予想月収 | 211,200〜246,400円 |
主なシフト形態 | 中抜け |
向いている人 | ・笑顔で接客ができる人 ・おもてなしや作法、マナーを身につけたい人 ・早起きが得意な人 ・体力に自信がある人 ・メンタルが強い人 ・丁寧に仕事ができる人 |
仲居のお仕事は稼げるだけでなく、着物の着付方や日本のおもてなし、基本的なマナーも身につけられます。
着物の着付けに慣れるまでは、出勤時間までに余裕を持たなければならないため体力的にきつくなりますが、1度習得すれば一生物の作法が手に入ります。
「着物の着付けをマスターしたい!」と意気込み、仲居の勤務を始めたところ、甚平で接客する職場だったという残念なエピソードを語るスタッフに出会ったことがあります。
現地で後悔しないために、お仕事に申し込む前は、服装や勤務形態などの詳細をしっかりと確認しましょう。
また、時給保証があるのも嬉しいポイントです。
他の職種と比較して時給が高い上に、経験者が優遇されるケースが多いため、長期間でリゾバを考えている方は、仲居としてスキル&時給アップを狙うのもよいかもしれません。
さらに、お客様から感謝の気持ちの表明として、心付け(チップ)をもらえることもあります。心付けをいただいた際の対応は、職場や派遣会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
そして、女性が多い職場であるため、人間関係のトラブルが勃発するなんてこともあります。職場によって雰囲気や人間関係は異なりますが、ある程度の覚悟を持って始めることをおすすめします。
仲居をする場合にはアルファリゾートがとてもおすすめです。仲居の求人が豊富なのはもちろん、高時給であるため女性支持率が業界No.1です!
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フロント・ベルスタッフ|国際交流が好きな方必見!
主な仕事内容 | ・チェックイン前の館内点検/お部屋の最終点検 ・チェックイン、チェックアウトの受付 ・お客様のご案内/館内説明 ・電話対応(内線・外線) ・予約管理 ・チェックイン前後の荷物のお預かり |
時給の目安 | 1,200〜1,400円 |
予想月収 | 211,200〜246,400円 |
主なシフト形態 | シフト交代制(早番・遅番・夜勤) |
向いている人 | ・人と関わることが好きな人 ・臨機応変に対応できる人 ・外国語が得意な人 ・立ち仕事が苦ではない人 ・ホスピタリティーを学びたい人 |
ホテルフロントは、ホテルに訪れたお客様と最初に関わるポジションです。まさに「ホテルの顔」といえる職種でしょう。
そのため、覚えることが多く、丁寧な接客を求められます。初出勤の日に、分厚いファイルを渡された時は、少し後悔しました。
また、勤務を開始した直後は、丁寧な言葉遣いをマスターするのが難しかった印象があります。例えば、「お待ちください」ではなく、「お待ちくださいませ」と、語尾に「ませ」をつけるようなイメージです。
自然に丁寧な言葉が出てくるまでには、少し時間がかかりました。
さらに、勤務している施設に関することはもちろん、周辺のお店や駅までの道順を聞かれることもあります。私の勤務していた職場では、周辺の施設や目印になる建物を覚えるために、お散歩研修が最初にありました。
また、海外からのお客様も増えているため、外国語が話せると重宝されるかもしれません。
個人の判断では答えられないような質問をされることや、対応が難しい場面に立ち会う確率が高く、他のスタッフや社員さんとの連携が重要になります。
業務が幅広い分、やりがいを感じられる職種です。
裏方|接客が苦手でもリゾバはできる!
主な仕事内容 | ・ゴミの回収、ゴミ捨て、袋の交換 ・ベッドメイキング ・シーツの交換 ・掃除機かけ ・バスルームやトイレの掃除 ・家電品のチェック ・客室の備品の交換(コップ・タオル・部屋着など) ・アメニティの補充(歯ブラシ・カミソリ・クシなど) |
時給の目安 | 1,000〜1,400円 |
予想月収 | 176,000〜246,400円 |
主なシフト形態 | 通し勤務 |
向いている人 | ・単純な作業が好きな人 ・自分のペースで作業したい人 ・接客が苦手な人 ・人間関係のストレスを抱えたくない人 ・細かいところにも気がつく人 |
裏方は、お客様と直接やりとりをすることはほとんどありません。お客様の見えない場所で、宿泊施設をサポートする「縁の下の力持ち」のような存在です。
対面のお仕事ではないため、イレギュラーな場面に立ち会う確率が低いことも、特徴の1つといえるでしょう。
大抵の場合1人、多くても2人組での作業となるため、人間関係のトラブルの心配もありません。接客や、人とのコミュニケーションが苦手な方におすすめの職種です。
社員さんの目を気にせずにできるお仕事なので、気軽に取り組めます。マニュアルはありますが、慣れてきたら自分なりのやり方で効率よく進めるのがよいでしょう。
基本的に勤務の時間帯は、朝から夕方までです。生活リズムを変える必要がないため、中抜け勤務や夜勤に比べると、体力的には少し楽かもしれません。
また、リゾバは20代〜30代の方が多く、全体的に年齢層が低めの傾向がありますが、裏方のスタッフは40代、50代の方も活躍しています。
年齢層が高い職場を希望する場合は、裏方のお仕事に応募するとよいかもしれません。
リゾートバイトでのホテルスタッフのメリット
ここからは、リゾバでホテルスタッフとして働くことのメリットを紹介します。勤務先の社員さんには、内緒にしたくなるようなメリットも紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
メリット|実質タダで日本全国試住可能!
リゾバでホテルスタッフとして働くメリットは、以下のようなものが挙げられます。
- 全国にプチ移住できる
- 家賃・光熱費が無料
- 観光地の温泉に入り放題
- 無料で賄いが食べられたり、給料と別に食費が出たりするケースが多め
- さまざまな価値観を持った人に出会える
- 月の収入が社員さんよりも高くなることがある
日本全国の好きなところに、家賃・光熱費をかけずに住める上に人気の温泉を何度も味わえます。食費を考慮した場合でも、最低限の支出で生活できるため、貯金は貯まりやすいでしょう。
実際に、私は貯金が苦手な方ですが3カ月で約70万円も貯金することができました。
また、ほとんどの場合、期間を満了すれば交通費が支給されるため、この仕組みを利用してリゾバをしながら、日本を1周していた方もいました。
このように、リゾバをしていなかったら出会えないような面白い方々と出会えるのも、リゾバの醍醐味です。自分とは違う経験をしてきた方や、これから何かに挑戦する方の話を聞くと、人生の選択肢が増え、視野が広がります。
そして、個人的に衝撃的だったのは、社員さんとの給料の差です。
リゾバのスタッフは時給制ですが、社員さんたちは月給制のため、同じ時間分働いても、給料が同じになるわけではありません。
繁忙期で残業が多かった月に、30万円以上の金額を稼いだのですが、社員さんは私の半分程度しかお給料をもらっていませんでした。
実際に「正社員にならないか」というお誘いを受けることも何度かありましたが、家賃・光熱費・給料のことを考えると、正直リゾバを辞める理由が見つかりませんでした。
コロナが蔓延していた時期は求人が少なく、応募しても採用されないケースもみられましたが、コロナの収束後、求人数は増加傾向にあります。
コロナ禍で社員の採用を中止していた宿泊施設も多くあるため、リゾバスタッフの需要は以前よりも高まっているでしょう。
リゾートバイトでのホテルスタッフのデメリット
前述したようなメリットがある反面、少なからずデメリットも存在します。ここからは、リゾバでホテルスタッフとして働くことのデメリットを紹介します。
私の体験談も交えて紹介しますので、リゾバに挑戦したいと考えている方はよく読んでみてください。
デメリット|入れ替わりが激しい職場では十分な教育が受けられないことも…
リゾバでホテルスタッフとして働くメリットは、以下のようなものが挙げられます。
- 直前にシフトを変更される場合がある
- 十分な教育を受けていないまま実践になることがある
- 生活リズムが変わる
- 残業したくてもできないパターンもある
- 期間を満了しなかった場合、交通費がもらえない
- 観光地は誘惑が多いため、強い意志を持たないと貯金ができない
職場ごとに教育体制は異なりますが、リゾバのスタッフを受け入れている多くの施設は人手不足に悩まされています。
自分にとっては初めてのリゾバでも、職場から見れば多数いるスタッフのうちの1人です。
入れ替わりの激しい派遣社員を教育するための時間と余裕が持てず、いきなり実践を強いられるというケースも珍しくありません。
実際に私も初めての職場で、やったことのない業務を1人で任された結果、上手にできずに落ち込んだという経験があります。
個人的な印象ですが、規模が小さな職場の方が、丁寧な教育をしてくれるので、十分な教育を求める方は、小規模な施設を選ぶとよいでしょう。
しかしながら、派遣スタッフが少ない職場では、「派遣の方に残業なんてさせられない!」と、定時ですぐに切り上げるように指示されるケースが多くみられます。
残業代でさらに稼ごうと考えている方は、人手が足りていないような大きな職場の方がよいでしょう。
また、勤務期間が長くなってくると、新しい派遣スタッフの教育を任されるようにもなります。新しいスタッフが入るたびに、同じことを何度も教えるため、それがストレスになってしまうというケースもあります。
リゾバは満了せずに途中でやめてしまうと、交通費が自費になってしまうため、短期間で申し込み、その都度期間を延長するという形をとるのがおすすめです。
確かにリゾバは短期間で稼げますが、ついつい観光にお金を使ってしまったり、仲良くなったスタッフ同士で遊びすぎてしまったりするものです。
適度に楽しんで、リゾバライフを充実させましょう。
まとめ:自分に合った職種を見つけよう!
一口にリゾバのホテルスタッフといっても、さまざまな職種があります。自分の理想や目的に合うお仕事を見つけて、有意義なリゾバライフを送りましょう。
お仕事を決定する前には、時給やシフトなどの条件を担当者に必ず確認し、不安を全て解消した状態で臨むことをおすすめします。
ぜひ、この機会に派遣会社へ登録し、リゾバライフを始めてみてはいかがでしょうか。
リゾートバイトは、住む場所も働く場所も周りの環境も一気に変わりますが、一歩踏み出した先には、新しい世界が広がっています。
みなさんのリゾバライフが素敵なものになることを祈っています!以上、リゾートバイトのホテルスタッフについての解説でした。
もし他の職種について知りたい場合には、以下の記事をぜひ参考にしてください。