短期で一気に稼げるリゾートバイトですが「危ない」と言われることが稀にあります。
リゾートバイトは基本的に住み込みバイトであるため、ふつうの仕事での危ないことに加えて他にもいくつか危ないと言われても仕方ない点がありますが、正直それほど危ないことはないです。
この記事ではリゾートバイトが危ないといわれる理由から対処法まで紹介します。
リゾートバイトで危ない場面を減らすためにもっとも重要なのが、きちんと派遣会社を通して契約することです。
派遣会社は職場で起きた問題に対してしっかりとサポートしてくれるため、何か起きても解決できるケースが多いです。
しかし直契約すると助けてくれる人がおらず、どうしようもなくなってしまう可能性が高まるので注意してください。
リゾートバイトが危ないと言われる5つの理由
リゾートバイトが危ないと言われる理由では、大きく寮の問題・人間関係の問題がほとんどです。
寮の問題
- 夜道が危険
- 相部屋で物を盗まれる
- 男女の寮が同じ
人間関係の問題
- セクハラやパワハラ
- 異性間のトラブル
寮の問題
夜道が危険
リゾートバイトは基本的に人手が足りない地域がメインであるため、職場から寮に帰る夜道が街灯が少なく真っ暗、みたいなこともあります。
職場から寮までは近いケースが多いですが、それでも徒歩で5分以上かかることもあり得ます。
あってほしくないですが、同じ勤務地の異性にちょっとつけられたり、地元の人に声をかけられたりするととても怖いし危険だと感じるかと思います。
相部屋で物を盗まれる
リゾートバイトでは、寮が相部屋であるケースがあります。相部屋のルームメイトに物やお金を抜かれる可能性もあります。とくに3〜4人以上の相部屋では特定が難しくなるので要注意です。
また相部屋のパートナーが施錠をうっかり忘れることも考えられるので、鍵がかけられる部屋だからといって油断は禁物です。
貴重品は常に肌身離さず持つようにしたり、貴重品ボックスがある場合は積極的に利用しましょう。
男女の寮が同じ
リゾートバイトで用意される寮には、男女共通であるケースがあります。男女一緒の寮だと出会いもあって楽しいことも期待できますが、トラブルの可能性もあることを理解しておきましょう。
女性専用エリアへの男性の立ち入りは禁止の寮が多いですが、防犯体制や対応などは派遣先によって様々です。
監視カメラで厳重警戒をしている寮もあれば注意喚起だけの寮もあってバラバラなので、どうしても気になる方は事前に派遣先によく確認しましょう。
人間関係の問題
セクハラやパワハラ
セクハラやパワハラは一般的な職場でも起こりうる問題ですが、以下のような嫌がらせトラブルが考えられます。
リゾートバイトで起こりうる人間関係トラブル
- 現地の社員からのを利用した嫌がらせ
- 「御局様」と言われる年配スタッフの説教や仲間はずれ行為
- お客様からお酒の勢いで執拗な絡み
問題が発生した場合には、上司や派遣会社先など信頼できる人に相談するようにしましょう。
なお相談の際には録音データなど証拠を持っておく方が有利に解決させやすいので、長期的に嫌がらせが続く場合は活用するのも手です。
異性間のトラブル
異性トラブルもリゾートバイトで起こりうるトラブルの1つです。
例えば現地の男性社員や他の男性バイトの人からのアプローチなど考えられます。現地の社員が持っている車で、仲良くなった女性スタッフと一緒に買い物などお出かけ中にアプローチされるというのはよく聞きます。
リゾートバイトは比較的短期で辞める人も多いので男性側もダメ元で声をかけてくる傾向があります。自分の身を守るためにもキッパリと断る勇気を持ちましょう。
リゾートバイトで危ない目に遭わないための対策
リゾートバイトでトラブルに遭う可能性もありますが、対策を知っていれば素早く自分の身を守れます。そこでリゾートバイトで危険な目に遭わないためできる対策をまとめました。
- 信頼できるリゾバ専門の派遣会社を通す
- 寮の情報を事前に聞いておく
- トラブルがあった職場ではないか聞いておく
- 年齢層や男女比を聞いておく
信頼できるリゾバ専門の派遣会社を通す
リゾートバイトをするときは評判の良い派遣会社から選ぶのがおすすめです。
評判の良い会社には以下の特徴があります。
評判の良い派遣会社の特徴
- 良い点も悪い点もきちんと説明してくれる
- トラブルがあった時に迅速に対応してくれる
- 定期的に問題がないかのフォローをしてくれる
派遣会社が寮の情報などをきちんと説明してくれるかどうかも重要な見極めポイントです。信頼できる会社は危ないことが起きないように体制が整備されており、もし危ないことがあってもすぐに対処してくれます。
寮の情報を事前に聞いておく
寮の情報を滞在先に行く前に、以下のような情報必ず聞いて確認しておきましょう。
事前に確認できること
- 寮は男女別で分かれているのか
- 同じ寮の場合は階層やフロアが分離されているのか
- もしもの時の管理人や寮母さんがいるか
- 勤務先から寮までの道は見通しが悪かったり薄暗くないか
- オートロックのマンションかどうか
リゾートバイトは勤務時以外も現地滞在なので、生活する寮のことも事前に確認するようにしましょう。また台風による浸水や豪雪による建物倒壊など、リゾート地特有の天候などによって生活する寮が被害を受ける可能性もあることを気をつけましょう。
トラブルがあった職場ではないか聞いておく
勤務先の現地の職場で過去に起きたトラブルが何かあったかどうか事前に聞き出しておきましょう。
とくに大手のリゾートバイトの派遣会社であれば現地に送り出した多くのスタッフから声を聞いているので、もしものトラブル情報も社内に蓄積されます。遠慮なく聞いて事前にトラブルを防ぎましょう。
年齢層や男女比を聞いておく
職場の年齢層や男女比を聞いておくのも、トラブル回避に有効だといえます。
応募時点では登録者の男女比は「男:女=5:5または4:6」程度と言われており、バランスよく男女が一緒に働いている職場が多いようです。
中には女性多めの職場もありますので、トラブルを避けたい方は必ずチェックしておきましょう。
リゾートバイトで危ない目に遭った時の対処法
リゾートバイトではトラブルに遭わないような職場選びをするのが1番ですが、もしトラブルに遭ってしまった時にすぐやるべきことは、まず自分の身の安全を確保することです。
自分で早急に解決できるのであれば問題ありませんが、それでも危ない目にあった場合には派遣会社に報告しましょう。
本当に緊急の場合には、赴任先の偉い方に伝えるか、警察を呼ぶことも考えましょう。
派遣会社に伝える
もしも職場で危ない目に遭ったら、自分だけで抱え込まずにすぐに派遣会社に報告しましょう。派遣会社は過去のトラブルの情報を多数持っいるので、どんな対処をすればいいかを的確に教えてくれます!
具体的には以下のような希望を伝えるのをおすすめします。
職場での人間関係トラブル
- 部署を変えてもらう
- シフトが被らないようにする
寮で盗難にあった
- 個室に変更してもらう
- 貴重品ボックスが使える寮に変更してもらう
希望の部署で働けていない
- 希望の部署に行けるように伝える(期限も聞いておく)
もし派遣会社に相談しても解決ができない場合は少ないと思われますが、もしどうしてもダメだったら抱え込まずにバイトを辞めるのもひとつです。
また仕事を探したりするのは大変かもしれませんが、心が病むよりかははるかに辞めるという選択肢をとった方がいいです。責任感がある方も無理しすぎずに「やめる」という逃げ道も検討してみてください!
緊急な場合は警察に連絡
上司や先輩が陰湿な嫌がらせをしてくるのは緊急性がそれほど高くないかもしれません。
ですが暴力を振るわれたり、レイプされそうになったり、お金や物を盗まれそうになったら、それは立派な犯罪です。躊躇せず警察に伝えることも考えましょう。
派遣会社の対応を待っていて手遅れになってしまうのが一番ダメなことです。
リゾートバイトで実際にあった怖い話
お金を貸せと脅された
ダイビングショップで一緒に働いていたリゾートバイトの先輩と一緒に寮で暮らしていました。
その寮で、先輩からは何度かお金を貸してとお願いされて、お金を貸していましたが、ある時お金を貸せるのを拒否しました。
すると、先輩から「貸せないと殺すぞ。」と脅されました。私はその場をしのぐために先輩にお金を貸してあげましたが、その後にダイビングショップのオーナーに話をしたところ、他にも私と同じような被害にあっている人が何名かいるとのことでした。その後、派遣会社に報告しました。
20代 男性 / ダイビングショップのインストラクター
派遣会社経由でダイビングショップのオーナーにすぐに連絡を取ってもらえたそうです。貸していたお金を全額返してもらい、脅してきた先輩は解雇になったそうです。
襲われかけた
滞在先の寮で同じリゾートバイトスタッフに襲われかけました。スタッフとして雇われていたのは某有名ホテルでスタッフとして勤務させていただきました。
大学の夏休みを利用して働いていたので私と同じ目的で学生が男女2名ずついました。そのうちの1人の男性から執拗に飲みに誘われたり、部屋に押しかけられたりして、部屋で襲われかけました。
たまたま部屋に押し込まれそうになっている私を同じリゾートバイトの2人が見つけてくれてことなきを得ました。
20代 女性 / ホテルスタッフ
すぐに相談すると襲ってきた男性は解雇されたそうですが、あってはいけないことです。こういうことも起きかねないので、男女の寮が違う赴任先を探すことをおすすめします。
パワハラを受けた
職場に当該スキー場に一年のうち半分は滞在している古株のフリーターがいました。 このフリーターは職場では王様のように振る舞っておりました。
私に対しても横柄で汚い言葉を投げつけ、少しのミスとも言えない不慣れ故のちょっとした間違いをすると怒鳴り散らしました。
直接的な暴力こそ振るわれなかったものの、嫌がらせは物凄かったです。 他のバイトに対しても同様で女性で泣き出す人や、その人物のせいで僅か数日で辞める人もいました。
20代 男性 / スキー場
古株やお局的な存在がいるとこういうことも全然あり得ます。派遣会社に相談したら赴任先に伝えてくれて対処してくれるので、早めに相談することをおすすめします。
財布からお金を抜かれた
滞在先のホテルで同じリゾートバイトで応募していた学生に財布から現金を抜き取られました。
私が部屋を開けている間に侵入したのか、忘れ物をしたので部屋に戻ると私のかばんをごそごそしていて手には財布が。怒鳴ってやると言い訳か何かを口にしていましたが聞く耳は持たず警察に行こうかと言いました。
それだけはやめてくれと土下座されたので今すぐバイトをやめて目の前から消えてくれと言いました。そそくさと逃げるように自室に戻っていきそれっきりでした。
20代 男性 / ホテル裏方
赴任先によっては寮が個室ではないケースがあります。個室でないと、どうしても物やお金を盗まれるリスクがかなり上がるので、心配な場合には個室に絞って仕事を探すことをおすすめします。
寮への帰り道でひったくり
滞在先の寮の付近でひったくりがたまに出るということを耳にしていましたが、自分には無関係だと思っていました。
しかしバイトが終わり寮に帰る途中で、後ろからスピードを出した自転車がやってきてカバンを引っ張られました。
咄嗟に引っ張り返したこともあり、取られることなく済みましたが少し時間差でかなり心臓がドキドキして本当に怖かったしびっくりしました。
それからは同じ寮の人と時間を合わせてバイトから帰るようにしましたが、他にも被害にあった人がいたようなので気をつけなくてはダメだと肝に銘じました。
20代 女性 / ホテルのレストラン配膳
仕事場と寮が離れていたり、街灯が少なかったりと、トラブルや危険な目に遭うリスクが高いケースがあります。
派遣会社の人に事前に帰り道がどうか聞いておくと、こういうリスクを避けられます。担当者さんは実際に仕事場や寮を見ていることも多々あるので、実体験で教えてくれます。
まとめ:事前に対策をすればリゾートバイトは危なくない
大手のリゾートバイトなどには人間関係や職場でのルールが厳しい会社もありますが、スタッフが安全に仕事できるように取り組んでいる会社も多いです。
仮にトラブルがあっても派遣会社の担当者さんが対処してくれるので、比較的安心して仕事ができます。
ですがトラブルは働き始める前に職場環境等を聞いておくことで避けられるケースが多いので、仕事を決める際にもっとも注意しましょう!
以上、リゾートバイトが危ないと言われる理由と対処法についでした!